そんな夕子のひとり言

ゆるーい 気ままな そんな夕子のひとり言

おつりの人生

大きな病気を抱えて、危篤状態に陥って奇跡的に助かった夫は、その後、7年間、生きる事が出来た。夫は「おつりの人生」と表現し、慈しむように生ききり、5年前にこの世を去った。

私の生活は、ずっと夫が中心で、夫が全てだった。両親も看取り、私を必要とする身内は誰もいなくなった。

それでも、歌を歌う仲間がいたりするので、あとは自分がこの世を去るだけなので、楽しく過ごせていればそれでいい。お迎えが来るまで。と、思ってた。十分幸せだと。

しかし、コロナがやってきて、音楽をする機会がなくなり、変化が訪れた。

何かあった時、一人って何て淋しいのだろうと。
そんな時に、気遣ってくれる人達が出てきて。
不思議ねもので、何か大変な事が起きた時、必ず誰かが助けてくれる。本当にありがたい。

そして、信じられないような展開。
人生は、何が起きるか分からない。
私にとって、今がおつりの人生なのかもと思った。
一生懸命、当たり前の事をしていただけだけど、神様からのプレゼント、なのでしょうか。私は大切にしていきます。